保育園で熱性けいれんが起きたときの対応
まず周囲の危険物を除き、子どもを安全な場所に寝かせ、けいれんが始まった時刻を確認します。口に物を入れたり、体を強く押さえたりしてはいけません。
緊急時はこの記事より119番、園の救急マニュアル、自治体・医療機関の指示を優先してください。
けいれんが始まったら
- 応援を呼び、一人は子どものそば、一人は119番や保護者連絡を担当
- 床など安全な場所に寝かせ、周囲の物を除く
- 衣服をゆるめ、吐いた場合に備えて顔を横に向ける
- 開始時刻を見て、持続時間を計る
- 呼吸、顔色、左右差、目の向き、体温を観察する
119番を呼ぶ目安
- けいれんが5分以上続く
- 呼吸がおかしい、顔色が悪い
- けいれんを繰り返す、意識が戻らない
- 体の片側だけがけいれんする
- 初めてのけいれん、判断に迷う
通報時は、年齢、けいれん開始時刻、現在の呼吸と意識、体温、園の住所を伝えます。
救急隊・医療機関へ伝える観察項目
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 時間 | 開始・終了時刻、繰り返しの有無 |
| 動き | 全身か片側か、左右差、目の向き |
| 呼吸・顔色 | 呼吸の有無、唇や顔色 |
| 発熱 | 体温、発熱に気づいた時刻 |
| 既往歴 | 過去のけいれん、服薬、保護者からの指示書 |
してはいけないこと
- 口に指、タオル、割り箸などを入れない
- けいれんを止めようと体を強く押さえない
- けいれん中に水や薬を飲ませない
- 大きく揺さぶったり、名前を呼び続けたりしない
- 子どもを一人にしない
けいれんが止まったあと
呼吸を確認し、反応が乏しい間は横向きで見守ります。飲食は意識が十分に戻り、医療者の指示を確認するまで控えます。保護者へ事実を時系列で伝え、記録を残します。
参考:日本小児科学会「こどもの救急」/こども家庭庁 こどもの安全